経木納豆
群馬県産の赤松で作られた容器で発酵させる「赤松経木の粕川納豆」は、赤松の香りが納豆に移り、発酵の匂いを和らげ、深みのある味わいを生み出します。
使用する大豆は、小粒が自家栽培の在来種「地塚大豆」で、「納豆小粒」とも呼ばれる納豆に最適な品種です。赤城山南麓の豊かな土壌で育ち、コクがあり、糸引きが強いのが特徴です。一方、大粒には「さとのほほえみ」を使用し、栽培時に窒素成分を抑えることで、豊かな甘みを引き出しています。大粒の食感を大切にし、蒸し時間を調整し、噛みしめるほど芳醇な香りを楽しめます。
納豆職人は、大豆本来の味を引き出すため、低圧で1時間以上じっくりと深蒸しし、コクや甘みを最大限に引き出します。また、蒸しあげた豆を赤松経木に包む作業は、細やかな手仕事で行われます。
使用する納豆菌は、宮城野菌(藁由来)で、遺伝子組み換えや紫外線照射の心配がなく、大豆の風味を最大限に引き出す菌種です。
なお、経木の香りを楽しんでいただくため、タレやからしは添付しておりません。お好みで醤油や塩をかけてお楽しみください。
わら納豆
昔の大豆農家は、自家製の納豆を作っていました。その伝統を受け継ぎ、手作業で作る「わら納豆」を再現しました。使用するのは、自家栽培の小粒の地塚大豆。藁との相性が良く、理想的な発酵をもたらします。藁の香ばしさが納豆に移り、豆本来の味を引き立てます。
※藁は、保健所の指導に従い、無農薬の国産藁を15分以上煮沸して使用しています。
逢納豆(あわせなっとう)
逢納豆(あわせなっとう)は、当店で特に人気のある商品です。自家栽培の在来種「地塚大豆」と、非常に貴重な『幻の大豆』とも呼ばれる「黒千石大豆」を使用しています。見た目のインパクトと、他にはない独特の風味があり、いつもと違う納豆を楽しみたい方におすすめです。
製造時には、手作業で2種類の大豆を丁寧に混ぜ合わせます。異なる大豆を一緒に発酵させるには、細やかな温度管理が必要であり、非常に手間のかかる作業です。
『わさびの逢納豆』は、草津温泉の旅館で朝食に提供される人気の一品です。わさびの清涼感が納豆と絶妙に調和し、見た目も味も通常の納豆とは異なり、個性的です。
スタンダード
粕川なっとうスタンダードシリーズに使用される大豆は、すべて赤城南麓で自社生産されたものです。深蒸し製法により、大豆本来の甘み、コク、香り、食感を最大限に引き出しています。
付属のタレとからしは、化学調味料、着色料、保存料を一切使用しておらず、自然な風味で納豆本来の味を引き立てる特注品です。